ロバーツ監督「ショウヘイはジョークスターだ」
2月12日から3月11日まで、約1カ月行われた2025年の米国キャンプ。際立ったのは大谷の明るさ、そして、積極的にコミュニケーションを取る姿だ。 あの独特な笑い声が響く。投内連係では、新加入のブレーク・スネルやタナー・スコットが話しかけてくる。大谷は耳を傾け、何か冗談を言ってはそこに笑いが起きる。 大谷の練習のキャッチボールの相棒は、昨年まで「ちょんまげ」のようなヘアカットでお馴染みだったトーマス・アルバート・ヘッドトレーナー。フィジカルの練習は、トラビス・スミス・ストレングスコーチが付き添って密に会話をする。アイアトン通訳がいる時もあるが、通訳というより、練習相手としての役割が多い。 昨年、絆を深めたデーブ・ロバーツ監督は、今キャンプでの大谷の変化を感じた一人だ。 「英語は上達し続けているけど、彼の性格がより表れて素が出ている。ショウヘイはジョークスターだ。イタズラ好きだね。でも、それは我々と打ち解けている証拠だ。すっかりなじんだね」 大谷とロバーツ監督の、SNS企画でのイタズラの応酬も話題になった。大谷が監督の駐車場に子供用のポルシェを置くドッキリを仕掛け、監督は大谷の愛車に大量のカラーボールを入れ込んだ。 監督のイタズラに反応を求められ、大谷は「a little troublesome(少し面倒だね)」と毒づいてみせた。SNSのカメラマンは「彼の英語は素晴らしい」と話した。