リヴァプールMF遠藤航がPSG戦の前日会見に登壇 スロット監督からの信頼「ここにいられて幸せ」 – SOCCER KING

PSG戦の前日会見に登壇した遠藤航[写真]=Getty Images

　リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航が、現地時間5日に開催されるチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16のファーストレグ、パリ・サンジェルマン（PSG）戦に向けた前日会見に登壇した。4日、会見の模様をクラブ公式アカウントが伝えた。

　チームを代表してプレスカンファレンスに登場した遠藤は、対戦相手のPSGについて「組み合わせ抽選会を見ていましたし、対戦相手が決まった瞬間はとても興奮しました。PSGは非常に良いチームですし、これまで彼らは非常に良いプレーをしています。誰もがPSGとの対戦を楽しみにしています」とコメント。

　試合の重要なポイントについては「正直に言えばすべてになると思います」と前置きしたうえで、「PSGは常に攻撃的なサッカーをしています。攻撃の鍵は彼らのウイングであり、我々は彼をケアする必要があるでしょう」と、ウスマン・デンベレ、フヴィチャ・クヴァラツヘリア、ブラッドリー・バルコラら強力な攻撃陣を警戒した。

　今季のリヴァプールは、FAカップこそ敗退したが、プレミアリーグで首位を快走し、カラバオカップでも決勝へ進出。CLでもリーグフェーズ首位でラウンド16進出を果たしている。

　チームの好調の要因について、遠藤は”全員の自信”を挙げ、「リヴァプールでプレーするのであれば、プレーするための自信、勝利を目指すための自信、そしてチームのために全力を尽くす自信が必要です。私は一選手として、常に自信を持ってプレーし、すべての試合に勝つよう努めてきました。我々は全員、戦う準備ができていますし、ピッチで自分たちの力を発揮します。それが我々がこれまで好成績を収めてきた理由の一つです」と説明した。

　会見では遠藤個人についての質問も飛んだ。今季ここまで公式戦23試合に出場している遠藤だが、プレータイムは約700分ほどで限定的な起用になっており、プレミアリーグでの先発機会はゼロ。シーズンを通しても、スタメンはFAカップの2試合、カラバオカップ準々決勝までの3試合、すでに突破が決定していたCL最終節の計6試合のみとなっている。

　それでも試合終盤の”クローザー”起用でインパクトを残している状況について、遠藤は「少しタフな部分もありますが、私にできることはチームを助けることです。私の考えはとてもシンプルで、チームを助けること。もし出場できるチャンスがあれば、全力を尽くします」と語り、「勝っているとき、残り15分から20分くらい出場することが多いですが、ピッチ上でチームメイトを助けることを常に考えています。自分の仕事はとてもシンプルです。ここまではいいプレーができていると思う」と前向きにコメントした。

　アルネ・スロット監督との関係性についても、「シーズン中、監督と何度か話をしました。監督はいつも、自分の姿勢と、チームのために自分がしていることについて、信じられないほど素晴らしい（アンビリーバブル）と言ってくれています。私はここにいられて幸せです」と信頼を語り、「トレーニングでもピッチでも、これからも一生懸命頑張りたいです」とポジティブに話した。

　リヴァプールとPSGによるCLラウンド16のファーストレグは、日本時間3月6日5時キックオフ予定となっている。

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