サッカーのスペイン1部リーグで活躍するレアル・ソシエダードの久保建英に人種差別的な発言を行ったとして、スペイン国家スポーツ評議会傘下のスポーツにおける外国人排斥などに反対する国家委員会常設委員会が、発言した観客2人に対する罰金処分を決定した。地元メディアが報じた。
問題の行為が起きたのは、1月19日のバレンシア戦。途中出場のためウォームアップを開始した久保に対して、バレンシアファンの観客が久保に対して「中国人」と叫んだという。久保のチームメイトも罵られたという。
Rソシエダードは同委員会に訴え、監視カメラや目撃報告などで発言を行った2人を特定したという。同委員会は観客2人に対して4000ユーロ(約63万円)の罰金、12カ月のスポーツ施設への入場禁止措置を言い渡した。