[3.2 FAカップ5回戦 ニューカッスル 1-2 ブライトン]
ブライトンは2日、FAカップ5回戦でニューカッスルを延長戦の末に2-1で下して2シーズンぶりの準々決勝進出を果たした。MF三笘薫は先発出場して後半の終盤までプレーした。
最初の決定機はニューカッスル。3分、右ウイングのFWハービー・バーンズが左に流れてハーフスペースでボールを引き出し、ファーサイドへクロスを送る。これをFWアレクサンデル・イサクがゴール前から頭で合わせ、相手に当たって跳ね返ってきたところをゴールへ押し込もうとシュートを放つも枠には飛ばせなかった。一方のブライトンは同15分、三笘が敵陣ペナルティエリア内で横パスをカットし、相手2人がシュートコースを消してくる中で横のMFカルロス・バレバにパス。バレバはダイレクトで左足を振ったが、相手のブロックに阻まれた。
すると前半21分、ニューカッスルのDFティノ・リブラメントがPA内でMFヤンクバ・ミンテからファウルを受けてPKを獲得した。これをキッカーのイサクがゴール左に蹴り込み、ニューカッスルが先制。イサクは続く同32分に最終ラインの背後へ抜け出すと強烈なシュートをゴールに突き刺すも、オフサイド判定で2点目とはならなかった。
ブライトンはなかなかチャンスを作れず、三笘が味方からのパスがズレた際に苛立ちを示す場面も。それでも前半44分、ミンテがペドロのスルーパスで抜け出すとシュートはDFキーラン・トリッピアーに当たりながらもゴールに吸い込まれ、前半のうちに試合を振り出しに戻した。
1-1の後半10分、三笘が右からの折り返しを右足で合わせにいったが、当たり損ねたボールはタッチライン方向に飛んでいった。その後はオープンな展開となり、両チームがボール奪取から勢いを緩めずにゴールを狙っていく場面が目立った。
スコアは動かずに終盤に突入すると後半39分、ニューカッスルの攻撃がオフサイドで止まったところでブライトンDFヤン・ポール・ファン・ヘッケがMFアンソニー・ゴードンからボールを取ろうとすると、ゴードンはファン・ヘッケの頭部に両手でパンチ。軽率な行為で一発退場となり、ブライトンが人数で優位に立った。なお背番号10のゴードンは複数試合の出場停止処分を下されるものとみられ、2試合後に控えているリバプールとのカラバオカップ決勝にも出られない見込みとなった。
三笘は後半44分、PA内でスルーパスに反応して味方に繋いだが、このプレーで足を攣ってしまって交代。さらにブライトンは同アディショナルタイム、DFタリク・ランプティが2枚目の警告を受けて退場となり、10人同士での戦いに変わった。ニューカッスルはこれで得たFKからDFファビアン・シェアが劇的な勝ち越し点を奪ったかに思われたが、VARが確認した結果オフサイドで得点取り消し。1-1で延長戦に突入した。
ブライトンは延長前半9分、途中出場のMFディエゴ・ゴメスがゴール左隅にシュートを放つも、GKマルティン・ドゥーブラフカのスーパーセーブに遭った。それでも延長後半9分、MFソリー・マーチのパスからFWダニー・ウェルベックがゴールネットを揺らして遂に前に出た。
試合はそのまま終わり、両チームに退場者が出た一戦はブライトンに軍配が上がった。
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