今季も大谷翔平の存在は球界のみならず、お茶の間でも娯楽を生んでいる。米アリゾナ州グレンデールで開催中の春季キャンプの様子は、連日のようにメディアに取り上げられ、日本でも見ない日はない。 【動画】本人も思わず苦笑い 大谷翔平の縦列駐車シーンをチェック そうした熱視線を向けられる状況下で興味深いのは、大谷本人が笑顔を絶やさずに、リラックスした様子で調整を続けている点だ。メジャー8年目で米球界に対する慣れがそうさせるのかもしれないが、二刀流の再起に向けた1年を前に余計な緊張感は見られない。 世界的な関心を集めるプレッシャー下で、ドジャース移籍2年目の大谷がリラックスできている要因は何か――。その点に興味深い持論で切り込んだのは、米紙『Los Angeles Times』のマイク・ディジオバンナ記者だ。 現地時間2月25日に米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』に出演したベテラン記者は、エンゼルス時代から追っている大谷の現状について「彼は以前とは全く別人に見えます。より親しみやすく、リラックスしています。彼の成長で何かを感じることはありますか?」と問われ、「パフォーマンスに関して言えば、特に目新しいものはないというのが正直なところだ」とキッパリ。その上で、こう続けた。 「彼にとって『勝てるチームにいる』ということが、あらゆる面で大きな影響を与えていると思う。そして、シーズンが始まる前に元通訳だったイッペイ(水原一平被告)との間に生じたスキャンダルをクリアにできたことも大きな安心材料になったはずだ」 より純粋に、野球に打ち込める環境が整ったことが好影響を及ぼしているとしたディジオバンナ記者は、「彼はもともと気軽に雑談ができるような選手じゃなかった」と回想。「でも、今は変わった。近くに日本人選手が二人もいるし、ちょっとしたことでもリラックスするようになった」と、舞台裏での変貌ぶりを伝えた。 「ワールドシリーズ制覇という何ものにも代えがたい経験をしたのは大きいと思う。これ以上にない経験をしたことで、ショウヘイは本当にリラックスしているように見える。そしてドジャースも彼が快適に過ごせるように素晴らしい対応をしている。もちろん彼自身はものすごく努力をしている。彼がやっていることの凄さを忘れてはいけない。将来的に出てくる可能性はあるが、ショウヘイと比較できる選手は他にいない」 エンゼルス時代から環境が大きく様変わりし、振る舞いにも成長の兆しが見られ始めている大谷。米記者も驚く変貌が、グラウンド上のパフォーマンスにどのような影響をもたらすかは大いに注目したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
ドジャース移籍で「変わった」 米記者が語った笑顔絶やさぬ大谷翔平の“変貌”「もともと気軽に雑談ができる選手じゃなかった」 – Yahoo!ニュース
