残留ライン17位と勝点13差。得失点-42
現地時間2月22日に開催されたプレミアリーグ第26節で、菅原由勢が所属する最下位のサウサンプトンと、三笘薫を擁する11位のブライトンが激突。アウェーの後者が4-0で大勝し、力の差を見せつけた。 【動画】三笘薫が40メートル独走ドリブルから絶妙ループ弾 特に注目を集めているのが、三笘が奪った3点目だ。好調の日本代表MFは71分にハーフウェイライン付近でボールを持つと、スピードに乗ったドリブルで一気にゴール前へ。最後は相手GKアーロン・ラムズデールの動きを冷静に見極め、ループシュートで公式戦3試合連続ゴールを達成した。 衝撃弾として大きな注目を集める一方で、相手の守備対応のまずさを指摘する声もある。ブライトンの地元メディア『Sussex World』は、三笘に8点を与えた採点記事内で「サウサンプトンから見れば、あまりに簡単にやられた」と伝えた。 兎にも角にも最下位に沈むサウサンプトンにとっては、非常に厳しい結果になったなか、イバン・ユリッチ監督は不甲斐なさを口に。クラブ公式サイトによれば、今季途中から昇格組のチームを率いる49歳のクロアチア人指揮官は、試合後にこう語った。 「最初から最後まで非常に悪いパフォーマンスだった。両チームの間には大きな差があった。特に前半はあまり良いプレーができなかった。インテンシティが低かったわけではないが、彼らは我々より遥かにインテンシティが高く、スピードも技術も上だった」 状況を打開すべく、前節に続いてハーフタイム明けに菅原を投入した。 「後半、我々は良いスタートを切り、(キャメロン・)アーチャーのチャンスがあったが、反メートル差でオフサイドだった。結局、相手は我々より上だった」 26節を終え、2勝3分21敗と大苦戦を強いられているサウサンプトン。残留ラインである17位のウォルバーハンプトンとは、勝点13差だ。得失点-42という数字も厳しい現実を物語っている。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部