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「ワンモアゴール、文字通りより多くのゴールを奪って勝利する。相手陣内でのプレー時間、プレー回数、ボール保持率を上げてアタッキングサードやエリア内に進入する回数を増やす。積極的なプレッシングで守備をして、攻守において主導権を握るサッカーを実践したい。攻守における戦術の明確化、FC東京独自の攻撃的スタイルを築いてタイトル争いに絡みたいです」

 2025年1月10日に開催されたFC東京の新体制発表会でゼネラルマネージャーの小原光城は今季の戦いに向けての指標をこう提示した。それから1か月と約2週間を経て行なわれたJ1リーグのホーム開幕戦、ワンモアゴールの理想形には程遠い内容で、チームはFC町田ゼルビアに0-1と敗れた。

 昨季も含め、これで町田にリーグ3連敗。この日は総走行距離もスプリント回数も相手を上回りながらそうシュート数は7本と、最終局面に課題を残した。センターバックの森重は語る。

「低い位置でのビルドアップは問題ありませんでしたが、ひとつに前に行った時にどこでスピードアップするのか、そこからのアイデア、速い攻撃については改善の余地があります。上手く押し込むところまでは行けているので、あとは相手の嫌がるプレーを増やしたい。安牌のパスで下げてしまうケースも多かったので、相手ゴール前でもっと怖いプレーを選択できればと」
 

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