南野拓実の日本人記録更新ゴールで反撃開始、敵地で3点奪取も…モナコはベンフィカと激闘の末CL16強入り逃す – ゲキサカ

[2.18 欧州CL ベンフィカ 3-3(2戦合計4-3) モナコ]

　モナコは18日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメントプレーオフ第2戦でベンフィカのホームに乗り込んだ。MF南野拓実が日本人の大会通算得点記録を塗り替える通算5点目を奪ったが、2戦合計3-4で競り負けて16強入りを逃した。

　初戦を0-1で落としたモナコは前半7分、南野が左サイド深くへ走り込んでクロスを上げる。ファーサイドのDFクレパン・ディアッタがトラップからシュートしたが、GKアントリン・トルビンにセーブされた。すると同22分、DFウィルフリード・シンゴが自陣で相手MFレアンドロ・バレイロ・マルティンスにボールを奪われてカウンターを受けると、FWエバンゲロス・パブリディスの折り返しをFWケレム・アクトゥルコールに決められて2戦合計0-2にされた。

　それでも前半32分、FWブレール・エンボロが味方のクリアボールを敵陣ペナルティエリア内で収めたところへ、南野がスプリント。南野はエンボロが相手を背負う中でボールを拾って右足を振り抜き、反撃の狼煙を上げるゴールを決めた。なお南野はこれが今大会3点目で、大会通算ではMF香川真司とFW前田大然を上回る日本人新記録の5点目となった。前半は2戦合計2-1でベンフィカがリードして終了した。

　勢いづくモナコは後半6分、MFマグネス・アクリウシェが右サイドからドリブルを仕掛けてグラウンダーのクロスを送ると、エンボロがスルーしてPA内ゴール正面からMFエリース・ベン・セギルがダイレクトシュート。これがゴールネットを揺らして2戦合計スコアを同点とした。

　その後は振り出しに戻されたベンフィカにスイッチが入り、敵陣でプレーする時間帯が増加。南野は自陣深くに戻ってクロスボールをクリアするなど、守備でも奮闘してチームに貢献した。モナコは集中した守備で対応していたが後半27分、DFティロ・ケーラーがMFフレドリク・アウルスネスの足を後方から蹴ってしまいPKを献上。パブリディスがゴール右に蹴り込んで再びベンフィカがリードを手にした。

　モナコは後がなくなり、後半35分にFWジョージ・イレニケナを投入する。そのイレニケナはピッチに入ってファーストプレー、前線で相手との競り合いを制して抜け出すと、そのままゴール前まで持ち運んで値千金の同点ゴールを奪った。ところが同39分、ベンフィカがモナコの一瞬の隙をついた。DFアルヴァロ・カレラスが左サイドから上げたクロスにMFオルクン・コクチュが反応。2列目から飛び込むとニアサイドで合わせ、すぐに勝ち越し点を奪った。

　南野は後半42分に交代。ただ試合はそのまま終了し、ベンフィカが決勝トーナメントの切符を掴んだ。

●海外組ガイド
●チャンピオンズリーグ(CL)24-25特集
▶マンチェスター・シティとレアル・マドリードがベスト16をかけて対戦!チャンピオンズリーグ決勝TプレーオフはWOWOWで独占生中継!