中日からナショナルズに移籍した小笠原慎之介投手(27)は15日(日本時間16日)、フロリダ州ウエストパームビーチでキャンプ2日目を迎え、キャッチボールやランニング、守備練習などで汗を流した。 ◆小笠原慎之介、購入した超高級車を前にポーズ【写真】 米誌スポーツイラストレイティッドは同日、「ナショナルズの投手がブルペンの投球練習で、ただごとではないくらいバズっている」とのタイトルで特集記事をアップ。小見出しは「ナショナルズはFA市場で母国から遠く離れた日本のスター投手を獲得したことで歴史をつくった」。小笠原はナショナルズが獲得した日本選手で史上初めて、大リーグを経ずにNPBから直接移籍した。 小笠原は前日にブルペン入り。同誌はその様子を「バズっているというのは、現場にいるメディアの報道ぶりだ。ブルペンで40球を投げた際は多くのテレビカメラや記者たち、コーチや首脳陣が集結。彼らの多くにとって、小笠原の投球を生で見るのは初めてだった。見守る人々の中には大リーグで8年間プレーし、いまは日本のテレビ局に籍を置く日本のレジェンド投手、松坂大輔もいた」と伝えた。 その『お披露目』を同誌は「印象的だった」と高評価し、「レギュラー捕手のケイバート・ルイスを相手に投げる様子は、(本拠地球場)ナショナルズパークでのレギュラーシーズンがどうなるかをほうふつとさせる光景だった」。 また、リゾGMは「投球の芸術家だ」と絶賛し、「彼はスピードガンの数字で周囲をあんぐりさせるようなタイプではないが、きっちり投げられる。うちの重要な戦力になると思う」と語ったことを報じた。
中日スポーツ