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 ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウト・フェーズ・プレーオフ第1レグを4-1で先勝したAZは2月20日、ガラタサライとのリターンマッチをイスタンブールで戦った。アリ・サミ・イェン・スタジアムに集まったガラタサライのファンたちは奇跡の大逆転を祈りながら、耳をつんざくような熱い声援で自チームを猛烈に後押し。熱狂のるつぼのなか、ピッチの上で戦うAZの右サイドバック、毎熊晟矢はこう感じていた。
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「すごいアウェー感のある試合でした。僕たちがボールを持っていると、ずっとブーイングで、それも360度から来てたので」

 しかしAZの若き精鋭たちは、完全敵地のなかで自慢のアタッキングフットボールを披露し、立ち上がりから何度もビッグチャンスを作る。そして42分には毎熊が待望の先制弾を決めた。

 右ウイングのポクがドリブルを始動したとき、毎熊はその大外を走り出していた。しかし、ポクが敵のマークを剥がして、さらにボックス内で1対1のシーンを迎えた瞬間、毎熊はゴール正面に進路を変えた。

「最初はオーバーラップしようとしたんですけれど、ポクが一枚剥がしたので1対1になりましたし、内側のコースが空いたので走りました。ずっと呼んでいたんですけれど、周りがうるさくて彼もたぶん、聞こえてなかった。それでパスが出てくるタイミングが少し遅くなって角度がなくなり、それでちょっと自分の後ろ気味にパスが来ました。先に相手のDFがボールを蹴って、それが僕の足に当たった。ラッキーでした」

 これで2試合合計が5-1になった。

「前半の最後に点を決めてからちょっと観客の圧も落ちたと感じました。そこから相手の小さなミスに対しファンが苛立つシーンが出てきたので、あの1点は大きかったと思います」

 AZは危なげなく地獄のアウェーゲームを2-2でまとめ、ELベスト16進出を決めた。
 

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