アウェーのセントメアリーズスタジアムで行われたサウサンプトン戦で、ブライトンの三笘薫が今季のリーグ戦7点目をマークした。12試合を残して、プレミアリーグデビューした2022-23シーズンに記録した自身最多得点に並んだが、本人は「全く気にしてないですね」と話した。
この言葉から読み取れるのは、今季の三笘がターゲットとしているチームとしての成功への意識だ。セインツ戦後も、「ほんとに、ここからいかにヨーロッパ(カップ戦の出場権獲得)のところにチームを持っていけるかっていうのが大事なので、自分の数字よりもチームが勝っていくことが大事かなと思います」と述べている。
今季、プレミアリーグのクラブがチャンピオンズリーグ(CL)へのチケットを手にできる順位は、“現時点では”リーグ4位まで。順位表に目を向けると、4位のマンチェスター・シティ(勝点44)から11位のブレントフォード(勝点37)までの差は「7」。マンCと9位ブライトンの差はさらに縮まり、わずか「4」となる。
ヨーロッパリーグ(EL)であれば、おそらくリーグ6位のポジションでも出場権を獲得できる可能性が高く、現在その位置にいるボーンマスとの勝点差は「3」だ。
「現時点では」と付け加えたのには理由がある。UEFAランキングのポイント次第で欧州カップ戦への出場枠が拡大されるからだ。プレミアリーグは同ランキングで現在トップを走っており、追加でCLのスポットを得る可能性が高い。
加えて国内カップ戦の結果も影響することを加味して、さらに欧州カンファレンスリーグ(ECL)の存在も考えると、来シーズンのシーガルズが2季ぶり2度目となる欧州の舞台に復帰する確率がグッと上がってくる。
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