アリゾナ州グレンデールの球団施設で取材対応
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で報道陣の取材に応じ、ヤクルトの球団マスコット、つば九郎の担当者が亡くなったことについて言及した。「代表的なマスコットとして人気があったと思うので非常に残念ですけど、感謝しています」とコメントした。
大谷はNPB時代から「つば九郎」と交流。昨年9月19日の敵地・マーリンズ戦では前人未到の「50本塁打&50盗塁(50-50)」に到達した際には、つば九郎得意のフリップ芸で「おめでとうございます! あすのしんぶんはぜんぶおおたにさん1めんです」と祝福されていた。
大谷は「(中の人に)実際に直接会ったことはないんですけど」としつつ、「小さい頃から見ていますし、代表的なマスコットとして人気があったと思うので、非常に残念ですが感謝しています」と、球界を盛り上げたつば九郎への思いを口にした。
つば九郎は1994年4月のデビュー以降、本塁打を打った選手とのパフォーマンスや、フリップボードを使った少し毒舌なジョークで、ヤクルトに限らず球界のファンから愛された。ヤクルトは19日に公式サイトで「これまで、つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました」と発表し、当面の活動休止を発表。球界全体に悲しみが広がっている。