前田大然2発で直近8戦10発、日本代表でもセンターFW選択肢に…古橋移籍でストライカー“覚醒”(スポーツ報知)

前田大然2発で直近8戦10発、日本代表でもセンターFW選択肢に…古橋移籍でストライカー“覚醒”(スポーツ報知) スポーツ
前田大然2発で直近8戦10発、日本代表でもセンターFW選択肢に…古橋移籍でストライカー“覚醒”(スポーツ報知)

◆スコットランド・プレミアリーグ第28節 セルティック5ー1アバディーン(25日、セルティック・パーク)  スコットランド・プレミアリーグで25日、セルティックの日本代表FW前田大然(27)がアバディーン戦で2得点を挙げ、今季のリーグ戦通算11得点、公式戦通算25得点とした。“新境地”のストライカーとして躍進を遂げており、2026年北中米W杯アジア最終予選突破に王手をかけて臨む日本代表のバーレーン戦(20日)、サウジアラビア戦(25日=ともに埼玉)での前田の起用法に注目が集まる。同MF旗手怜央(27)は後半14分までプレーし、チームは5―1で快勝した。  前田の決定力が“覚醒中”だ。前半24分、ゴール前で相手がクリアを頭上に蹴り上げた隙を見逃さず、難なくボレーシュートを決めて先制点。後半アディショナルタイム(AT)には右からの高速クロスをゴールに飛び込みながら合わせ、自身2点目を奪った。今季は公式戦出場39戦25発と驚異の得点力を発揮しており、ロジャーズ監督も「チームの象徴だ。彼の今季の貢献度の高さは信じられない」と舌を巻いた。  22年の渡欧後は、スピードを生かしたサイドでのプレーを本職としてきた。しかし、セルティックで同僚だった古橋亨梧が1月末にフランス1部レンヌに移籍したことを受け、中央でのプレーの機会が増加。点取り屋としての“新境地”でゴールを量産し、2月以降は8戦10発と勢いが止まらない。  日本代表は3月、W杯最終予選2試合を行う。20日のバーレーン戦で勝てば8大会連続のW杯出場が決まるが、エースFW上田綺世(オランダ1部フェイエノールト)が負傷により招集が不透明。森保一監督(56)は所属クラブでの起用ポジションを尊重する傾向にあり、驚異の得点力を見せるスピードスターにセンターFWを任せるプランも選択肢に入りそうだ。  22年カタールW杯で16強入りした第1次森保ジャパンでは守備時の貢献度の高さを買われて最前線でプレーすることもあったが、第2次森保ジャパンではサイドでの起用がほとんどだった。ワールドクラスのスピードを備え、課題だった決定力を克服しつつある前田を、どこで、どうやって使うのか。「必ず勝って(W杯の)出場の切符をつかむ」と意気込む森保監督にとって、新たな選択肢となりそうだ。

報知新聞社

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