
日本での開幕シリーズを終えたあと、アメリカでのオープン戦に出場している大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は24日、古巣のエンジェルスと相手の本拠地、アナハイムで対戦し、ファンから大きな歓声で迎えられました。ただ、2回の打席はいずれも三振でした。

大谷選手は日本での開幕シリーズを2連勝で終えてアメリカに戻り、24日は古巣、エンジェルスと相手の本拠地、アナハイムで対戦したオープン戦に、1番・指名打者で先発出場しました。
1回、打席に向かう大谷選手に対して古巣のファンからは大きな歓声が上がっていました。
この打席で大谷選手は追い込まれたあとファウルで2球粘りましたが、7球目にアウトコースいっぱいのカットボールを見逃して三振でした。
3回の第2打席はフルカウントからの7球目、アウトコース低めのボール球にバットが出てしまい空振りの三振でした。
ドジャースが3対1と勝ち越したあとの4回には2アウト一塁三塁の場面で大谷選手に打順が回りましたが、代打が送られて途中交代となりました。
ドジャースはエンジェルスとあと1試合オープン戦を行い、27日からタイガースとの3連戦でアメリカでの開幕を迎えます。
大谷 29日からブルペンでの投球練習再開へ
ドジャースのロバーツ監督は試合前、大谷選手が今月29日からブルペンでの投球練習を再開することを明らかにしました。
今シーズン、投打の二刀流の復活を目指す大谷選手は当初、早ければ5月にピッチャーとして復帰することが見込まれていました。
ただ、先月下旬からコンディションへの負担を考慮して、ブルペンでの投球練習を中断するなど調整のペースを落としていました。
復帰の時期の見通しもいったん白紙となっていましたがロバーツ監督は取材に対して「今シーズン最も大事なことはシーズンの最後に健康に二刀流で出場していることだ。そのためにできるだけ慎重に復帰への道筋を探っている。ブルペンで一度投げたあとに、今後のプランがもう少しはっきりしてくると思う」と話しました。
大谷選手は今後、改めてピッチャーとしての復帰に向けた調整の段階を上げていくことになり、この日の試合前は座ったキャッチャーにスプリットなどの変化球も交えて12球を投げて、ピッチングの感覚を確かめていました。