オリオールズ 菅野智之 デビュー戦4回2失点で負け投手に – nhk.or.jp

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オリオールズ 菅野智之 デビュー戦4回2失点で負け投手に – nhk.or.jp

プロ野球の巨人から大リーグのオリオールズに移籍した菅野智之投手が、ブルージェイズ戦に先発登板し大リーグデビューを果たしました。菅野投手はけいれんのため4回でマウンドを降りて2失点で負け投手となり、デビュー戦での初勝利はなりませんでした。

今シーズンから大リーグに挑戦している菅野投手は、30日、相手の本拠地カナダのトロントで行われたブルージェイズ戦で先発登板しました。

35歳5か月で大リーグの先発投手としてデビューするのは、日本選手の最年長記録です。

1点のリードをもらって1回のマウンドに上がった菅野投手は、先頭バッターにいきなりストレートのフォアボールを与え、2アウトを取ってからツーベースを含むヒット2本を打たれて2点を失い逆転を許しました。

それでも2回以降は立ち直り、多彩な変化球を効果的に使って相手打線に的を絞らせず、打たせて取るピッチングで4回まで追加点を許しませんでした。

しかし、5回、投球練習で1球を投げたあと右手を気にするしぐさを見せて異常を訴え、急きょ交代となりました。

球団によりますと、けいれんが起きたということです。

菅野投手のデビュー戦は4回2失点、73球を投げて打たれたヒットが4本、与えたフォアボールが2つ、奪った三振は1つでした。

オリオールズはヒット9本を打ちながら1得点にとどまり、1対3で敗れて菅野投手がデビュー戦で負け投手となりました。

菅野「残念 少し投げたかった」

コントロールが持ち味の菅野投手は立ち上がりにいきなりボールが4球続いて先頭バッターにストレートのフォアボールを出し、「あんなに1回からストライクが入らないのは人生で1度もないこと」と振り返りました。

それでも、この試合はスプリットやカットボール、横に大きく曲がるスイーパーなど、あわせて6つの球種を駆使しながら相手打線に的を絞らせず、2回以降は“らしさ”も見せました。

最後はアクシデントでマウンドを降りましたが、原因は両手のけいれんだったということで、菅野投手は「4回に左手がグラブの中でつっていて、嫌だなと思っていたら5回はマウンドに行く前に右手もつりはじめた。1球投げたら指がくっついてしまったのでちょっと難しかった。残念というか、少しずつよくなっていた途中だったのでもう少し投げたかった」と残念がりました。

念願だった舞台をかみしめた35歳の“オールドルーキー”は「いい経験になった。どんな結果でもそれをしっかり受け入れる覚悟でここに来ているし、次、落ち着いて投げられればいいと思う」と初登板を総括し、大リーグ初勝利に向けて次回の登板に気持ちを切り替えていました。

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