
日本で行われる大リーグの開幕シリーズを前に、ドジャースがプロ野球の巨人とエキシビションゲームで対戦し、先発出場した大谷翔平選手が3回の第2打席で豪快なホームランを打って2年ぶりにプレーした日本のファンを沸かせました。
6年ぶりに日本で開催される大リーグの開幕シリーズで、ドジャースはカブスと今月18日と19日に東京ドームで対戦します。
開幕を3日後に控え、ドジャースは15日夜、東京ドームで巨人とエキシビションゲームで対戦し、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。
大谷選手が日本でプレーするのは2023年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシック以来、2年ぶりで巨人の先発は、当時のチームメートの戸郷翔征投手が務めました。
大谷選手が1回の第1打席、フルカウントからアウトコースのストレートを見極めてフォアボールを選ぶと、戸郷投手は申し訳なさそうに苦笑いを浮かべていました。
ノーアウト二塁の場面で迎えた3回の第2打席は初球の甘く入ったカーブを逃さず豪快に右中間スタンドに運び、ファンからはこの日いちばんの歓声が上がりました。
打球速度は168.9キロ、飛距離は119.1メートルで、2年連続ホームラン王のパワーを2年ぶりにプレーする日本のファンに存分に見せつけました。
大谷選手は5回の第3打席にセカンドゴロに倒れたあと交代し、この試合は2打数1安打でフォアボールが1つという成績でした。
試合はドジャースが3回に大谷選手のツーランホームランを含むホームラン3本などで一挙5点を挙げて5対1で勝ちました。
巨人は6回に吉川尚輝選手のタイムリーヒットで1点を返したものの、8人の投手リレーでつないだドジャースの投手陣を打ち崩せませんでした。
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大谷「いい角度で上がった 入るんじゃないかと思った」
大谷選手は3回のツーランホームランについて「いい角度で上がったので、バットの先だったが入るんじゃないかと思った」と振り返りました。
2年ぶりの日本でのプレーとなったことについては「これだけファンに入ってもらって、エキシビションだったが自分としても久々に帰ってきた感じがしたので、いい打席だったと思う」と話していました。
試合前にはキャッチボールも

大リーグの開幕シリーズを前にプロ野球の巨人とエキシビションゲームで対戦するドジャースの大谷翔平選手が試合前にグラウンドに姿を見せるとファンからは大きな歓声が送られました。
この試合に1番 指名打者で出場する大谷選手は試合前、グラウンドに設置されたネットに向かってボールを投げてウォーミングアップをしたあと、10分間ほどキャッチボールをして、2シーズンぶりの復帰を目指すピッチャーとしての投球の感覚を確かめていました。
練習が終わるとスタンドにボールを投げ入れて、ファンサービスに努めていました。
大谷選手が日本でプレーするのはおととしのWBC=ワールド・ベースボール・クラシック以来、2年ぶりで、開幕を3日後に控えドジャースはほぼフルメンバーが先発出場しますが、打線の中心の1人でショートを守るベッツ選手は体調不良のため先発メンバーに入りませんでした。
一方、開幕戦で先発する山本由伸投手と第2戦で先発する佐々木朗希投手はこの試合では登板しませんが、それぞれキャッチボールで調整しました。
山本投手のキャッチボールの相手を務めたのはサイ・ヤング賞を3回受賞しているカーショー投手で、けがからのリハビリのため今回の開幕シリーズでは試合に出場できるメンバーには入っていませんが、自費でチームに同行しているということで、積極的にチームメートのサポートに回っている様子でした。
ドジャースとカブスが対戦する開幕シリーズは今月18日と19日に東京ドームで行われます。
クローズアップ現代 17日(月) 放送・NHKプラス配信予定

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