レンヌでは満足に出番をもらえていない
今冬にセルティックを離れ、仏リーグ・アンのレンヌへ移籍したFW古橋亨梧。念願の5大リーグへのステップアップであり、古橋の視界の先には2026ワールドカップ出場の目標があるとされる。 ただ、新天地レンヌでのスタートはなかなか厳しいものとなっている。今節は王者パリ・サンジェルマンとのゲームだったが、レンヌのセンターフォワードに抜擢されたのは弱冠17歳のモハメド・カデル・メイテだった。古橋は途中出場から9分間プレイしたのみで、まだ移籍してからリーグ戦での先発は1試合だけだ。 移籍早々に指揮官を務めていたホルヘ・サンパオリが解任され、ハビブ・ベイェに指揮官が交代したことも古橋にとってはマイナスだったと言えるか。現状に『Daily Record』は「30歳を古橋は岐路に立たされている。これまでのところ、レンヌへの移籍は失敗だ」と取り上げている。 森保一監督率いる現在の日本代表はセンターフォワードのピースも揃ってきている。森保ジャパンでは1番手となっているフェイエノールトFW上田綺世、上田と同じオランダ・エールディヴィジにて奮闘するNECナイメヘンFW小川航基、さらには古橋退団後にセルティックで得点力を開花させている前田大然もいる。 これまでの献身性に加え、得点力までプラスされてきた前田の成長は凄まじい。前田はワイドな位置でもプレイできる選手だが、元より森保ジャパンはウイングポジションに三笘薫、中村敬斗、堂安律、久保建英、浅野拓磨、伊東純也などタレントが豊富に揃う。2026ワールドカップへ前田のセンターフォワード起用が増えていく可能性もありそうで、特に強豪との戦いでは前田のチェイシングが武器になる。古橋にとってはライバルが多い状況だ。 今季後半戦にインパクトを残せないとなれば、古橋がワールドカップまでアピールできる期間は1年のみ。すでにレンヌを離れるなんてプランも噂されているようだが、セルティックを離れた古橋の判断は2026ワールドカップに繋がるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部